(12)茅歌コナギ-ほていあおい（朗連続音）ver. 1.0

　…通常音源に近く、朗らかで軽やかな声を目指しました。

　　既配布のものと比較しますと、じゅずだま無印に一番近く、こうほねから幼さを取り除いた感じかなと思います。

　　弱音階も高低2つ用意しています。

※調声メモなど※

★エンジンはfresamp11をおすすめします。

★本音源から収録機材をちょっとだけ替えたので、今までのものとは出音の感じが違うかもしれません。

　キンキンするかもしれませんが、mixしていただくとあまり気にならないかな…と思います。

★「こうほね」「みずあおい」と比べますと軽やかですが、それでも結構しつこい歌い方をする音源です。

　気になる場合は子音速度を上げて頂くか、Pフラグを50～30くらいに下げて頂くと自然になるかと思います。

　（↑の配布動画では、子音速度110前後、Pフラグ30程度にしています。）

★また、しつこさに関しては、後述の「無声化用のVC音素」を使うと解消されるかもしれません。

　（配布動画でも早口な部分が沢山出てくるので、使ってみました。「a し」→「a ssh」とか…）

★弱↓音階は転用ですので、声質・音量が他の音階と離れています。音量を75～85%くらいにして頂くと馴染むかもです。

※特殊音素のご説明※　　同内容の文書を音源にも同封しております。

★息　「息短」「息長」「息吐」それぞれ4まで差分あり（「息短2」、「息短4」等）

　…息継ぎの音です。前の音と重なる場合は、エンベロープの調整をお願いいたします。

★語尾息　「a R」～「n R」、「a R2」～「n R3」、「a R3」～「n R3」

　…「あー(吐息)」の「ー(吐息)」の部分です。語尾のあとに吐く息が入ります。

　音が減衰しない（語尾が消えていかない）場合は、エンベロープの終わりのほうの形を変えるとよいと思います。

　「x R」は長め、「x R2」は強くて短め、「x R3」は吐息成分少なめの語尾息です。

★吸う語尾息　「a 吸」～「n 吸」

　…「あー（ブレス）」の「ー（ブレス）」の部分です。語尾の後で息継ぎします。

★鼻濁音　ガギグゲゴ（「- ガ」「a ガ」「i ゴ」など）

★長母音　「a L」～「n L」、「a L2」～「n L2」　※過去の音源から微妙に変わりました。

　…「あー」と歌った際の「ー」の部分です。

　声質が馴染まない場合は、g値やBRE値を調整していただくか、通常の音素（「a あ」など）をご利用下さい。

　2のほうが馴染みやすいかもしれません。

★喉切り母音

(1)歌い出し 「・ あ」～「・ ん」、「・ あ2」～「・ ん2」　※中黒の後に半角スペースが入ります

　…「あーっあー」と発音した際の「っあ」です。「あ〝」という感じの、尖ったような力んだような音です。

　　『歌い出しの喉切り』『歌い出しのエッジ』等々と呼ばれる音かと思います。

　　数字のついていない方が自然で、「2」のほうが強めです。

(2)喉切り語尾音　「あ ・」～「ん ・」

　…「あーっあ」と発音した際の「ーっ」です。

(3)喉切り母音の連続音「a ・あ」～「o ・ん」 ※アルファベットの後（中黒の前）に半角スペースが入ります

　… 「あ・あ・い・あ・…」と発音して、それぞれ連続音の形で切り出しました。

　　音と音の間が広いと感じた場合は、子音速度を上げたりSTPの値を多くすることで馴染むと思います。

★VC音素

(1)普通のVC音素

　※b、ch、d、g、h、j、k、p、s、sh、t、ts、v、zのみ。

　　それぞれ「a b」～「n b」、「a ch」～「n ch」というようなエイリアスです。

　…CVVC音源のVC音素と同じように設定しました。溜めや、促音のところを表現するのに良さそうです。

 (2)無声化用のVC音素　「a kk」「a ss」「a ssh」「a gg」など

　※ch、f、h、hy、k、ky、p、py、s、sh、ts、vvのみ。

　…喋らせるときに便利だと思ったので切り出した物です。「あｋ...」「あｓ...」みたいな音が鳴ります。

　　それぞれ「a cch」～「n cch」、「a pp」～「n pp」「a tts」～「a tts」というようなエイリアスです。

　　Cが破裂音・破擦音であるVC音素のうち、母音の無声化に関わりそうなものを調べてできる限り設定しましたが、

　　私の発音に関する理解が十分ではないので欠けがあると思います。

　　(1)の普通のVC音素と比べて、先行発声（＋固定範囲・右ブランク）の位置が遅くなっています。

　　母音が無声化する部分に使えるかもと思います。

　　配布動画で無声化している部分は、「a zz」以外新たに音素を切り出さずすべてこの音素で対応しています（多分…）。